2010年02月20日

執事の願い

ちびずがパルボを乗り切った。


執事は預かりをする度に
“生きる”サポートを精一杯しよう
と思って拉致っている。

たとえ、俗に言う“看取り”、
先を宣告されている命であっても・・・。



宣告は絶対ではないし、
告げられた期間も絶対ではないことを
ちょびが教えてくれたから。



ちょびを送って、
ちょびの姿・形はないけれど、
目には見えないたくさんのモノ・コトをちょびが残してくれていることを
この1年近く、数え切れないほど知った執事だ。


ちょびが繋いでくれたたくさんの“縁 えにし”は今の執事にとって
本当に大事なものだ。




形あるもので残ったモノは、
ちょびが使っていた大量な溢れんばかりのモノ達顔(汗)
かなりの量を必要としている所に届けたりしたが、貸出と言う形で使いまわしている
執事家保管分を整理収納したら、執事家の3畳の納戸はぎゅうぎゅうになったあせあせ(飛び散る汗)


そんな中で、最も大事な形ある残ったモノは迷子札。

ちょびは頸椎が弱っていたから、晩年は首輪が出来ず、
ゴムに下げて、24時間・365日、ちょびの首に下がっていたものだ。



ちょびが執事の保護下にあった、
ちょびが執事の相棒だった、
かけがえのないその証。

執事に唯一残された、
ちょびが執事犬だったことを
実感できるよすが。


それが迷子札だ。

一般的には首輪になるのかな?



だから、執事は迷子札や首輪って、機能だけでなく、
なんていうか、“飼い主としての想い”をいっぱい込めちゃうのだ。

預かりっこ達に対しても同じ。
迷子札や首輪は
そのコ達と執事を繋ぐ証であり、象徴であり。
そのコに迷子札や首輪をつけるっていう行為は
執事が保護者として全責任負ってますっ!っていう執事なりの宣言だ。

アタシがあんたを守るからっ!!まかせとけっ!!っていう覚悟だ。




首輪をすることなど程遠く、
たとえゴムでも負担になっちゃう状態で逝ったアルトにも
執事は密かに送った後に彼を想って、首輪を買った。
着けてやりたかったと思いながら。。。

その首輪は今、彼のお骨が身につけている。

ちょび・るるのお骨は迷子札を身につけているのに、
アルトのお骨だけが何も身につけていないことが
執事的にとても切なくて、思わず買ったのだ。

執事にとって、
ちょび・るるを思い返すよすがになっている
唯一残った形あるものがアルトにはないことが
執事には耐えがたかったから。



気持ちをしっかりもって、それぞれを送ったつもりだけど、
でも、正直、毎回、本当にメタメタになった執事だった・・・。

ペットロスなんかとは無縁なお気楽・お笑い執事に見えるかもだけど、
執事だって、ダダ泣きしながら、
寝られない夜を何度もやり過ごしながら、
思ってもせん無い“あーしてやれたら”“こーしてやってたら”を
数え切れなく繰り返しているのだ。

そうやって、傷みながら、悼んでいるのだ。


その繰り返しは慣れるものではなく、
その度に心のどこかに積もって残る。


それでも、積もっているからこそ
残っているからこそ、
それを先に生かしたいと願うのだ。

それこそが、
それだけが、
逝ったコ達にしてやれる、執事なりのはなむけだから。



ちびずを拉致って今回、このまっさらな命達には
執事の妙な執着や感情を乗せずに
ただ、このコ達の命を支えるという1点だけに集中したいと思った執事。

アルトにはたくさんの感情を乗っけてしまい、
そのせいで執事自身も苦しかったし、
アルトのお世話に絶対に影響していたと後で気付いた執事だったから。
そのことが心に積もって残っていたから。


だから、あえて、感情は凍結させて、ひたすらにお世話に徹した1週間だった。

“死なないで”とか“絶対救う”とかそんな執事の勝手な願望も欲も執着も
願いとして心にしまってきた執事だった。



執事ね、モノに想いを託すのも得意なのね。
ちょっと前に書いたちょびとの“3色団子”なんかいい例。
一緒に食べたい!って前々から、
目一杯山盛り想い託して用意しちゃってた訳で。

で、食べられなかった訳で。

で、食べたかったという想いに、更に食べられなかったという事実まで
乗っかっちゃった訳で。

ダブルパンチで執事的執着なブツになっちまった訳だ。



だからさ、そういう願掛けみたいな、溢れる想いをモノに託すことも
ちびずには一切しないと決めての拉致。

そうでもしない限り、執事はまた、アルトの時のように
感情に振り回されると自戒したから。




やっとパルボを乗り切って、少し執事の精神的な余裕ができて、
で、やっぱり託したい溢れる想いがあって・・・たらーっ(汗)

学ばねーな、アタシ顔(汗)
“のど元過ぎれば熱さ忘れる”っておでこに書いとけだなバッド(下向き矢印)


お散歩デビューにはまだ3カ月以上掛かるちびずに
しかもお散歩デビュー前には確実に執事家からご卒業しちまうのに、
(執事は隔離預かりでちびすを預かってますので、体調が安定したら
募集預かりさんに移動予定です。)
執事は握ることのないリードや首輪をいそいそと探し始めちゃってたりするんだな顔(イヒヒ)

せっかくのお嬢ちゃま。
せっかくの3匹。

そのコそのコに合わせて、でも3匹の統一感も欲しいし、
機能もばっちりじゃなきゃダメだし、
初めての首輪だから、肌当たりも柔らかなものがいいし・・・・

はてしなーく、これはどう?、こっちの方がいい?とやってる執事顔(ペロッ)


ちびずは執事のことなんか、あっちゅう間に忘れちまうだろうし、
忘れちまっていいんだが、
執事はちびずのこと、ずっと忘れないし、
執事にとっては“期間限定”でも“束の間”でも
執事家にご滞在な時点でこの先ずっと“心の執事犬”だから。


その証として、首輪をつけたちびずのリードを
バトンの如く、募集預かりさんに託したいのだ。

ちびずの命を繋ぐリレーのバトンになぞらえて。


直ぐに大きくなって使えなくなる。
それでいい。
その位が調度いい。
だって執事はたかだか“束の間”の良い所どりの隔離預かりだもん。


大きくなる前に、がじってボロボロにしそうだけど、肌当たりのいい素材なんぞでは顔(イヒヒ)

それでいい。

だって、本当の意味での“ちびずの初首輪”は、
ちびずが本当の家族から着けてもらうべきものだから。

首輪ってのは、ちびずとちびずの保護者を結ぶものなのだから。

そして、最後にちびずの形が無くなった後に、
唯一の形あるものとして残ってゆくであろうものなのだから。

執事に残されたるる・ちょび・アルトの首輪達のように。
そうあって欲しいと執事は願っているから。




だから、執事はちびずの“プレあるいは仮”な“最初の首輪”を
ちびず達に送ろうと思う。

この執事の願いを込めて。

パルボに負けずに生き抜いたちびず達に、
よくやったっ!の気持ちと
将来を祈りながら。


ちびずに束の間関わった乳母の(勝手な)想いをこめて。
そんな乳母の(勝手な)想いはさっさとがじってボロボロにしちまいなねるんるんという
願いをこめて。



それでいい。

がじれるほど元気になったその事実、
それこそがもっとも大事なことなのだから。

せいぜい、張り切って、がじりなさいっ。ちびず。
そうやって生きていきなさい。





必要以上にこんなに元気になりすぎましたるんるん
ニックネーム 執事 at 06:54| Comment(1) | TrackBack(0) | つぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
バルボ乗り切りましたね。本当におつかれさまです。
月並みな事しか言えませんが。
本当におめでとうございます。

ちょび君は本当によいわんこですね。
執事さんにすごい贈り物をしてくれたんだなって思います。
小さなもの言わぬ生き物の命を繋ぐためのスキル。
執事さんだからこそ受け取れた贈り物なのでしょうけれど。

私も、今の犬が、それ以前に死んでしまったペットの生まれ変わりならどんなにか嬉しいだろうと思う事が多々あります。
また、10年も前の事ですが、家の近くで車に敷かれて無惨な体を横たえて死んでいた名も知らぬ犬、その姿が目に焼き付いて離れず、何も出来ずに通り過ぎた自分を悔やんでます。
その時は犬を飼うなどと考えてもいませんでしたが、その後今の犬を迎えて可愛がるうちに、あの時の死んでいた白い雑種が私の犬に生まれ変わって来てくれていたらと、わけのわからない事を考えます。
今回の執事さんの記事を読ませていただいて、何故かその事が頭に浮かびました。

ちょび君が執事さんに贈ってくれたものは、アルト君やじゅりあちゃんや、この三匹の子犬たちの命を尊い、輝かせ、繋いでいくためのもの。つまりちょび君の命が執事さんを通して沢山の命に繋がっているんですね。
それって本質的な輪廻だよなぁ、そんな生まれ変わりの考え方もあるんだなって、思いました。
僭越ですが。
私もそういう贈り物を、もらえるように頑張りたいなと思います。
変な事書いてしまってすみません。(汗)
ちびずの幸せ、これからも見守らせてくださいね。
どうかお体ご自愛ください。

Posted by きる at 2010年02月22日 21:05
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