2013年08月17日

月に祈る

しっぽが傍らにいた頃、介護やら看護でまともな睡眠時間など取れないのが
当たり前でした。


汚れ物の洗濯が終わるのは大抵、日付が変わってから。



ですが、それが執事家の日常で、毎夜、ベランダに洗濯物を干しながら
頭上の月を見上げては、その時その時の願いを、月に向かって
祈っていました。


神様も仏様も、そんなもんいねーっと傲慢にも思っている執事ですが、
森羅万象、自然の摂理はまぎれもなく存在するのは事実であるとは思う故、
月に想いを託すかのように、何かしらを毎夜祈るのがあの頃の執事の習慣でした。


月を見上げること、しばらくしていませんでしたが、
満月に向かい、膨らんでゆく今夜の月に祈ります。



穏やかに、穏やかに、その生、最後までと。



彼が望む、そのままで最後までと。


彼が手にした限りない幸せを想いながら。



執事が最初に出会ったセターと同じ色のコートを持つ彼の時間が
穏やかであることを祈ります。


穏やかに、穏やかに。
ただそれだけを。




ニックネーム 執事 at 21:26| Comment(3) | TrackBack(0) | つぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする