2008年12月21日

チューブわんこのために

るるの場合

体重3.3kg カテーテルサイズ 6Fr リンク最下部に実物写真あり。
1日摂取目標カロリー200kcal
1日必要水分100cc程度。

<ロイヤルカナン 高栄養・免疫サポート>
パウダー状 
1袋50g入り 10袋1箱
1袋 237kcal ¥360〜¥500(楽天)
チューブダイエットに比べて水分が必要。
溶解液はドロドロ感高いので、詰まりやすい。
粉1:水分4は必要。推奨は粉1:水分5。吸水性低い。
50度以下のお湯で溶解。(指定温度以上のお湯は酵素を破壊しますので厳禁です)

<森乳サンワールド チューブダイエット>
パウダー状
1袋20g入り 20袋1箱

種類が各種あり。
カケシア(高カロリー)1袋 130kcal ¥400(楽天平均)
ライト   1袋 102kcal  ¥270(楽天平均)   
キドナ(腎疾患用)1袋 113kcal ¥400(楽天平均)
ヘバケア(肝疾患用)1袋 104kcal ¥400(楽天)→2008.12発売開始


るるの場合、カケシアは必ず下痢。高脂肪が原因の模様。
キドナは20回に1回ほど体調悪い時は下痢。
ライトは次回購入候補。ヘパケアは未使用。

粉1:水分3可能。非常に溶けやすく、また吸水性が高いのでカサも減る。 
溶解液のサラサラ感が高い。40度以下のお湯で溶解。


キドナ・ヘパケアはそれぞれ腎疾患・肝疾患用ですが、老犬のターミナル期での
使用の場合には↑の高栄養・免疫サポートと併用して使用するには
栄養成分的にはちょうど良い制限加減なので、利用価値はあると思います。

<共立製薬 クリニケア>
液体。そのまま給餌可能。匂いがいい(たぶん犬的にはいい匂いだと思う)。
↑の2種は匂いはあまり感じないけど。べたべた感あり。開封後1週間使用可能。
栄養バランス的には老犬に最も優しいと思われる。カロリー単価で考えると
ずば抜けて高いケド顔(汗)
1缶 237kcal 237ml入り 1缶¥930(楽天)


使用感としてはチューブダイエットが溶解や注入のしやすさで執事的には好みです。

それぞれ、栄養成分は異なるので、るるは上記のものをローテーション&MIXしつつです。
カテーテルのサイズ次第ではロイヤルカナンの退院サポートを薄めて給餌可能という
情報もありますが、6Frでは無理でした。a/dは全く無理。
6Frでは微妙にとろみがあるかな?程度の液体しか無理です。


るるの場合、体重が少ないため、チューブからだけで200kcal摂取となると
水分過多になります。
栄養分だけでなく、チューブを洗い流す(フラッシュ)ための水分が1回10ccは必要で、
1日4回給餌で40cc給餌するためです。
肺水腫を起こすので、水分過多の日には利尿剤を使用しつつです。
そのため、できるだけ少ない水分で高いカロリーを稼ぐ必要があります。
しかし、脂肪由来の高カロリー製品は消化器が脂肪負けして下痢をするため
そのバランスをとるのがなかなか難しいです。
老犬の場合、高脂肪はかなりの確率で下痢を引き起こしますので、注意が必要です。
そもそも高カロリー食は基本は何らかの理由(術後など)で食べられないという
短期の緊急事態用。
長期、、ましてや老犬のターミナル使用目的ではないということを知っておく必要が
あると思います。そもそもシニア用ではないのだよたらーっ(汗)
長期使用の場合には腎臓・肝臓の定期チェックは必要かと思います。

るるは現在、口から自力でお肉とジャーキーを30〜70kcal摂取できる日もありますが、
口から摂取すると喉が渇くので、その分自力で水を飲んでしまうので
やはり水分過多になってます。


上記以外にヤギミルクやレバスパン、カロリーアップなど栄養補助食品もありますが、
ビタミン・ミネラルの摂取、月単位の維持可能な栄養バランスを考えると、
メインでの使用は難しいです。
偏った栄養バランスですと、やはり内臓負担が大きく、どこかしらにダメージがでます。
そもそも高カロリーな時点で内臓には負担がかかっていますので、かなり注意が
必要かと思います。
仔犬用ミルクも長期間1日摂取カロリー全量賄うには老犬にはちょっと難しいかも。


カテーテルを挿入する場合、口腔腫瘍などが原因で物理的に経口摂取不可能な場合か
食欲低下あるいは廃絶による経口摂取不可能な場合があるかと思います。
普通の食欲低下・廃絶の場合には第一選択はシリンジによる強制給餌ですので、
それが不可能なコの選択肢でのカテーテルの挿入かと。
その場合、ある程度の長期間(チューブの使用期限は1クール2週間)となるでしょうから
栄養補助食品メインでの維持はさらに厳しいと思います。

また、いずれ鼻カテーテルが必要になるという予測が立つ場合には
体重低下を起こす前に鼻カテーテルに移行できると時間を稼ぎやすいと個人的には思います。
体重低下を引き起こすほど、経口摂取が減ってしまってからですと、
胃が小さくなっていますし、消化機能も低下してしまいます。
その前に移行する方が有効に使えるかと思います。
術後などの緊急手段としての使用が多い鼻カテーテルですが、ターミナルでの
使用は管理さえできるならば、かなり使えると個人的には感じています。
食べなくなってしまった際に、あまり時間をおかずに、使用することで
体力維持を図れる手段だと思います。
犬に、負担を少なく、食べる(消化器を使う)サポートをしてやられる手段だと
思います。

鼻にチューブという異物が入りますので、多かれ少なかれ炎症は
起こる可能性はありますが、るるは消炎剤の点眼薬の点鼻使用で
乗り切っています。
使用中より、交換後の抜管数日は鼻水がでる状態です。


問題点としては、体重の重いコの場合、かなりの費用負担になること。
挿入自体は2週間に1回、費用は数千円かと思います。
シリンジによる強制給餌と併用するなどして、負担を減らすしかないかも。
でもまぁ、全量カテーテル給餌でも、シリンジ強制給餌でa/d、退院サポートなどで
全量賄うのと同じくらいかな。
1kcal¥2って感じでしょうか。体重の0.75乗(3乗して√を2回)×70が
一応安静時必要摂取カロリーの計算式です。自動計算のリンク

シリンジですが、高カロリー液体ですと、数日で滑りが悪くなってしまいます。
るるは20mlシリンジを2本(餌用)10mlシリンジを1本(フラッシュ水用)使用中。
水用は1か月使えるのに!!!
病院で分けていただく以外に楽天などでも入手可能ですが、
オークションで格安で常時出ていますので、かなりお勧めです。
楽天などの半値くらいで買えちゃうので。送料安いし。


実際、ターミナルでの鼻カテーテルの使用例は犬ではほとんど見当たりませんでしたが、
シリンジ強制給餌で思うように摂取してくれない場合にはかなり使える手段だと思います。
犬の場合、シリンジ強制給餌がほとんどの場合、使えるからかな?
口腔腫瘍の最終段階などでは使用価値ありそうなんだけどな。
ちょびも口腔腫瘍持ちわんこなので、明日は我が身状態ふらふら
執事犬はそろってチューブわんこな運命なのか?!
幸い、ちょびはなにしろ食欲だけは並はずれているので、なんとかこのまま
自力摂取でいけたらと願っていますが・・・。

るるは拘束や保定がなにしろ嫌いで、激しく嫌いで、命がけで嫌いというコです。
執事犬になる以前に何があったのかわかりませんが、その嫌がり様は治療でも
トリムでもプロにとってもかなりの曲者もうやだ〜(悲しい顔)
しかもちびシーズーなのに、ツワモノビーグル並の抵抗を繰り広げます。
かなり熟練の保定術をもった人でないと1人では保定不可能たらーっ(汗)
下手な保定では骨折や脱臼しかねない勢いです。
保定できても、チアノーゼ起こして立ち上がれなくなるまで抵抗し続けます。
かなりレアケースのツワモノわんこです。
やっと執事の手からものを食べてくれるようになったよっていう段階なので
強制給餌は不可能ゆえの鼻カテーテルでした。


犬では使用例の少ない鼻カテーテル。
るるのケースが参考になればと思い、メモに残します。

後に続くどなたかの役にいくらかでも立ってくれることを願いつつ。 

基本的にカテーテル用の餌?は箱売り。もし、他の物を試してみたいという方
いらっしゃれば、コメント欄にメールアドレス(表示はされませんのでご安心を)を
記入してお知らせ下さい。執事の手持ちがあるものはご協力可能です。
またたいていの動物病院では割高かもしれませんが、1袋から分けていただけると思います。
数種類扱っている病院もあるはずです。
数少ないチューブわんこの輪を広げられたらと願う執事です。

るるは今、チューブで命を繋いでいます。
とはいえ、ちっとも寝たきりじゃなく、通院の際などは、強気で闊歩するるる手(チョキ)
でも腫瘍は体表面積の50%に迫る勢いですし、自壊面積もどんどん広がっています。
それでも、チューブのお陰でぬくぬくとテントハウスでぐぉ〜って寝ています。


末期も末期の腫瘍わんこでもできることはある。


執事はそう信じています。

だってチューブわんこになってるるは今日現在で7週目。
チューブなしで日々下り続ける末期わんこを衰弱させずにここまでは維持することは
絶対無理だったと思いますから。
食欲廃絶したケースではそれこそ数日しか持たないことすら珍しくはないし。




昨日からるるは呼吸困難を起こして、努力呼吸に陥っています。
↑の理由から、あえて原因を特定するための検査は一切していないるるですが、
この半年の推移から肺への転移もほぼ確実でしょうし、(リンパに沿って全身に
転移を続けてきましたので。)腫瘍によるDICを起こすことも想定内。
ここ一か月ほど毛細血管の出血傾向も顕著に表れています。
原因特定してもできる治療は今と変わらないから。

直す術はありませんが、負担を少なくする術はすべて尽くして、るるを見守りたいと
思っています。
生きるということにひたすらに前向きな命はなかなか簡単に逝くことを
許されないのだなぁと今、改めて思っています。
最後まで辛いであろうに、生き抜こうとするのだなぁと。

疾患持ちの命が生き倒すということの壮絶さを目の当たりにしています。

誰もが願うであろう長生きのその最後の道のりの厳しさを突きつけられています。


るるはちょびのお下がりのミニ酸素ビニールハウスで過ごしています。
酸素ハウスでなら、呼吸もかなり落ち着いて過ごせています。
早朝にはジャーキーを1本、おもむろに自力で食べましたし。
癖でそのまま盛っておいたら、食べましたですよ@@
お水も自力で飲んでますし@@


どうか、できるだけ、るるの苦痛少なく、過ごせますように。

るる、あなたがそうしたいと思うなら、生き倒しなさい。
執事は最後まで傍らであなたを見守るから。

うろたえず、目をそらさず、あなたの生をささえてやりたいと強く強く思っているから。
あなたの飼い主としての務めを最後まで放棄はしないから。

それだけは約束する。
ニックネーム 執事 at 11:39 | TrackBack(0) | るる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする