2008年01月15日

執事的ちょびのQOLの向上とは

『体に負担をかけない』とか『体に優しい自然の』とか
老犬(だけじゃなく)を飼っているとついつい目に付く言葉の数々。
皆さん同じかと思います。

そんな中でも執事は一応、最終学歴での専門分野が生命倫理で、人間の基礎医療の勉強を
一通り受けていました。また生命倫理の中でも終末期医療は大きな割合を占めている為、
特にその分野の知識は持っていました。そして周りに未だ現役の医療関係者がいる、
その上、専門的な質問にも(たとえそれがちょびの罹患した病気でなくとも)
答えてもらえる獣医がいるという非常に恵まれた状況があります。
また専門書や論文などの入手方法や調べ方の知識と技術も一応持ってはいました。

ですから、一般平均よりはあくまで人間がベースですが、
医療の知識は持っているかとは思います。

目の前で老化の進む犬を見て、なにか出来ないかと必死で試行錯誤している飼い主さんは
執事同様、とても多いはずです。
そんな時、やっぱりオイシイ言葉についコロっと行きたくなるのは執事も一緒。
もう山ほど、ほかのブログで拝見したものや自分で検索したものなどを検討しました。
勿論、最初からこれはオカシイだろうよ!と思わず突っ込んでしまいたくなる様な
有りえないシロモノも多々ありましたが顔(汗)(成分が限りなく薄い奴とかね)

証明(エビデンス)と症例(ケース)は全く別物です。健康食品やサプリなどは特に
ごく一部の少数の症例(しかもその商品の効果かどうかすら疑わしい)をまるで証明のように
宣伝しているものが多く、中には薬事法に確実に違反だろう、コレったらーっ(汗)ていうのも多いのです。
実際に警告を受けた例もあるようです。(何を隠そうちょびが食べてるフードメーカーじゃ顔(汗)
もちろん症例が1例でもあるなら、という選択もありでしょう。
しかし執事的には症例だとしてもその症例数が専門家による判断で、
(飼い主の主観ではなく)最低3桁はないと踏み切れません。
ですから他のコが効いたという記事をたとえ複数拝見しても、商品の詳細をメーカーに
問い合わせというのがいつものパターンです。データを送りますと言いつつ、
“飼い主様感想”といういくらでも誰かが書けちゃうものを大量に送りつけ、なおかつ成分表は
ありませんっていう商品もありましたんで顔(汗)なんのデータじゃいっ!!黒執事は怒るよパンチ

そんな執事基準をクリアした中でも、さらに最も問題となったのが、塩分でした。
ちょびは心臓病の末期ですので、電解質が狂うと即発作につながります。
また利尿剤を常時服薬している為、水分管理をしていても、ちょっと体調を崩すと
即脱水を起こします。脱水時には当然電解質も大きく狂います。
経口での塩分の摂取は命取りです。もちろん塩分も生命の維持に欠かせないのですが、
あえてナトリウムを与えるのは過剰となるのです。

例をとってみますと、最もメジャーであろう、消化関係。
消化によい、自然の成分100%、副作用はなし、そんな言葉が並ぶ『健康食品』でも
成分表を取り寄せて見ると、(なかには成分分析をしていないというシロモノも多い!!)
ナトリウム量でOUTというパターンは数知れず。
一番手軽で、身近なプロバイオティクス(生きた菌を腸に届けるってやつね)としては
トクホのヨーグルトがあるかと思います。塩分はOKなのですが、ヨーグルト、
なかなかリンが多いのです。リンは腎臓に負担をかけます。
ちょびは今、腎不全までは行っていませんが、やはり腎臓機能を測る数値は
しっかり異常値です。消化を助ける為に腎臓に負担をかけるという選択は出来ません。
元気なコなら気にする必要なしの些細な事なのに、17歳の心臓病末期で
全体的にも機能低下しまくりなちょびには影響しちゃうたらーっ(汗)

こんな具合にこっちがよければあっちが駄目というパターンがほぼ100%なのです。
じゃあどうすればいいのよ!!ってことです。

そこで、執事が使っているのは酪酸菌(生きて腸に届く)であるミヤリサン。
もう執事の祖母の時代から愛用されている御馴染みのものです。
乳糖が含まれるので、乳糖アレルギーのコ(牛乳で下痢するコ)は無理な場合も有りえます。

消化酵素もいろいろなものがありますよね。植物性の発酵酵素エキスなどは
人間用・ペット用など様々な種類のものが出ています。

これも、原材料やデータを見ると、執事的には微妙です。海草や食塩そのものが
原料の場合もありますし、体に良いに思える野菜でも塩分が多いものは多々あります。
成分問い合わせをした中でも、“ナトリウムは50mg程なので安全です!”と言い切った
メーカーもありましたが、フードにも当然含まれていますので、
サプリで50mgはなかなか厳しい数値です。
またサプリも1種類だけならば、まぁいけますが、既にちょびは
ヌクレオエンジェルとアースリスージゴールドを与えていて、さらにスゴイダイズも
与えているので、これ以上のナトリウムを含むサプリは無理な状態。
老化による心肥大は多かれ少なかれ起こりますし、腎臓・肝臓のリスクも高い高齢犬に
多種のサプリはちょっと注意が必要かと思います。
また得てして人間用サプリの方がナトリウム含有量は多いので、
人間用のサプリを安易に多種というのは更に注意が必要でしょう。
そんな理由から塩分制限の必要のないコなら効果は期待できますが、
ちょびに選択するのは執事的にはためらわれます。
人間と犬では消化機能に関しては大きく異なるという事も知っておかねばならない
大事な基礎要素ですし。
人間に良いもの=犬にも良いは成り立たない場合もあるのです。

ですから、野菜に関しては消化を補う酵素ではなく、酵素を補わずとも消化できる
ベジタブルサポートドクタープラスを導入して、腸自体をサポートする為にはミヤリサンという
選択なのです。

良かれと思って与えたもの(食材・サプリ・薬品など)が、他の疾患を招くコト、
全身の機能低下をおこしつつある老衰期にある生き物では多々ある事例です。
そんな中で、なにを優先してゆくのかというシビアな選択眼を持つ、
また常に選択眼を向上させる知識・情報を得る努力を続けるしかないというのが
今の執事の状況です。

ではそこまでして選択したから、寿命が延びるか?といえば、『NO』かと思います。
これはもう、そのコのもつ生命力次第かと。ちょびなぞは既に17年という
一般的なビーグルの平均寿命を大きく上回ってますし、執事のにわか勉強位で
寿命が延びるなら、獣医はいらんよって顔(イヒヒ) こんなもんです、はい。
長生きさせる為ではなく、ちょびのQOLの向上という視点でしか執事は考えていません。
QOLが向上させることによってちょびの生命力をサポートできたらとしか思っていません。

良かれと思ったモノ、コトでQOLを下げることだけはしたくないというビビリからの
発想でしかありません。
生きようとしているちょびの邪魔だけはしたくないというのが執事の素直な想い。

なにもせず、そのままという選択も勿論あると思います。
しかし執事は、何かしたいという思いが強すぎて、なにもしないという選択は出来ませんでした。
自分が出来る限りのコトをはてしなくという選択以外、執事には出来ませんでした。
あまりにやる気なちょびに執事も何かせにゃと思わず思ってしまう訳で顔(汗)

そんな執事を見て、亡くしたコを持つ多くの方が、『早く知っていれば出来たのに・・・』と
ため息をつかれるのを幾度となく拝見していて、ならば、その情報を
あくまで『執事とちょび』式でしかないけれど、発信しようと始めたのがこのブログ。

そのコの疾患、体力、嗜好性、みんなそれぞれ“百犬百色”かと思います。
そんな中で、自分の犬にあった方法を探しあてるのは本当に本当に至難の業です。
執事自身も執事的選択が果たしてちょびにとってのベストなのか?と問われれば、
無言になりますもの。。。なにがベストかは分りません。でもバッドなものだけは
せめて避けたい、ただこれだけなのです。
そしてベストと思ったモノ・コトが自分の知識不足で実はバッドだったという事態だけは
避けねば!という思いだけなのです。

世の中にはよさげなモノやらコトやらが溢れかえっている今。
その中からの選択は本当に難しいです。


そんなちょびの今日この頃は正に『喰っちゃ寝』。
そして合間にちょっと徘徊なちょびでございます。
たまの気晴らしはカフェにおでかけ。

なんとか参加しようとギリギリで頑張っているちょび
限界なちょびカート編.jpg

でも頑張りが限界になったちょび
カート寝んねカフェ編お目目.jpg

既にどうでもよくなったちょび
カートねんねカフェ編.jpg
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にほんブログ村 犬ブログ 老犬・高齢犬へ折角の3連休でしたが、あまりの寒さに室内軟禁なちょび。
頼むからもう少し暖かくなっとくれぇ!!ちょびが呆けるぅ顔(汗)
ニックネーム 執事 at 02:48| Comment(16) | TrackBack(0) | 生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする