2007年09月16日

思い出の犬 〜くんのこと〜

執事が中学生の頃、○○さんのお宅に英語を習いに行っていました。
○○さんのおじさんは高校の英語の先生だったので。

○○さんのお宅にはコッカースパニエルのくんちゃんがいました。
フルネームが『○○くん』というなかなかのセンスのネーミングな
わんこでした。
当時、犬は嫌いではなかったけれど、得意でもなかった執事は
ちょっとくんとは距離を置いておりました。
自分から撫でるなんてこともなく・・・。

生徒は執事1人。お宅の一室の小さなちゃぶ台でおじさんと向き合っての授業?でした。
制服のプリーツスカートのヒダが皺にならないように、スカートを広げて正座していると
かならずくんがそのスカートの上に座りやがってました顔(汗)
でも犬が得意でない執事はどかすことも出来ず、いつも心の中でパンチなカンジでした。

『ちょっと休憩なさいな』と○○さんのおばさんがよく途中でジュースを差し入れて下さいました。
でも授業中。おじさんもなかなかマイペースな方でいつも執事は
口をつけるタイミングを逃していました。
するとそのジュースのコップにおもいっきり口をつっこむくんたらーっ(汗)
おじさんは『あぁ、あぁ』とくんの食器を取りにいき、食器にあたしの
ジュースを注いでやるのでした顔(汗)
挙句の果てには『早く飲まないから取られちゃったじゃない』とおっしゃるおじさんたらーっ(汗)
執事はまたもや心の中でパンチパンチなカンジでした。

ジュースだけではなくケーキやクッキーなども何度となく、くんに喰われた執事・・・。パンチパンチパンチ

その後、○○さんのおじさんとおばさんは執事にとって育ての親のような人達になりました。
執事もちょびを飼うようになり、犬が苦手でなくなったこともあり、
遊びにいっては、くんの耳をパタパタして、思いっきりくんにどつかれたりしていました。
おじさんはくんをワゴン車に乗っけて1人と1匹で半月かけていろんな所に寄り道しながら、
実家の九州に帰省するのが恒例でした。
先生を退職してからは九州だけでなく日本全国いろんな所に長い時は一月以上も
一緒に旅をしていました。どこに行くにもくんと一緒でした。
くんは晩年、後足が麻痺し歩けなくなってしまったけど、
おじさんとおばさんに可愛がられ、18歳でその生を全うしました。

おじさんは少し前にちょびを連れてお邪魔した執事に
くんの最後の日々の記録を印刷して下さいました。
『なにか参考になるかもしれないからね』と言ってちょびを撫でて下さいました。
おばさんは今もちょびを心配して数日おきに連絡を下さいます。
おばさんは執事に『ひっぱるのは駄目よ』と言います。
ちょびのやる気を支えるのはいい。でも執事がむりやり引っ張るのはおやめなさいと。
更に17歳という歳を考えて、別れる日が来る事を覚悟しなくちゃいけないのよとも言います。
執事は『そうだね』と答えながらも、やっぱりちゃんと分かってません。

今でもおじさんとおばさんの家にはくんのお骨とたくさんの写真が飾られています。

執事にはちょびがお骨になる日が来る事は想像できません。
執事の家にちょびのお骨とたくさんの写真が飾られる日が来る事は想像できません。

でも、先日10冊以上の老犬本を初めて読んでみて、そのどれもが
最後の章は「見取り」である事実に、不思議と納得している自分もいます。
仔犬の飼い方本の最後の章にはないであろう「見取り」。
もちろん命は全て限りあるものなのですが、
老犬の砂時計の残りの砂はやはりわずかなのですね。


ちょびと一緒に夜食を食べつつ、そんなことを思った執事。。。
満足、満足と1人と1匹は眠りにつく。。。

ご飯ぺろ.jpg
PHOTO by Shigeru Yuyama
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ニックネーム 執事 at 02:35| Comment(13) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする