2007年08月07日

ビビリの執事、覚悟を決める

昨日、脱水の処置、皮下補液&利尿剤をして頂いた後、またまた
偶然ちょびの後の患者さんが来なかった為、(いつもは混んでるんですよ、マジであせあせ(飛び散る汗)
ちょびの分厚いボロボロな9年間のカルテをめくりつつ、
先生とこれまでのちょびの数々の『覚悟してください』な思い出話を
しました。

無事(なのか?!過去最悪値の脱水だぞあせあせ(飛び散る汗))17歳を迎えられた事を
本当に先生のお陰と感謝を伝えつつ、結論は2人とも
“『やる気』に尽きるよねぇ”でした。
もぅ、呆れるほど『やる気』なちょびに散々てこずって来たけど、
その『やる気』のお陰で今もちょびは生きてるよねと。
これから、年齢ゆえの症状は益々頻繁に起こるでしょう、
でもこの『やる気』を信じてこれからも頑張りましょうね!と再確認して、
脱水も回復してきたちょびと執事は笑顔の先生に見送って戴いて帰宅しました。
熱射病の時よりも悪かった脱水数値に、油断は禁物と1時間おきに脈拍・呼吸数の
確認をし、観察メモを取っていた執事。深夜1時を過ぎて、
脈拍が急激に落ちていることに気付きました。10分間、計り続けたのですが、
何回計っても毎分60回代。通常の半分です。ぐったりして立てないし。
即、先生に電話をしました。先生は考えにくいと再度脈拍の確認を!と
仰いましたが執事相当きっぱり『10分間計ったんですっ!』と。
とにかく連れて来て。運転は気をつけて!とのお言葉に助けられ、
いつもは後部座席に積むちょびを助手席に置き、ずっと片手で支えながら、
深夜の空いた道をぶっ飛ばして病院へ。
心電図を取ると、波形はしっかりしているのに、急激な
徐脈(脈が遅くなる=心拍数が下がる)と頻脈(脈が速くなる=心拍数が上がる)を
繰り返していることが分かりました。ここで先生『困ったな』とつぶやき。
この状態では心臓の処置は出来ませんと。下がりっぱなしなら上げる処置はできる、
その逆もしかり。でもこう、頻繁に繰り返しでは手の打ち様がない・・・と。
何をしても心臓が止まっちゃう・・・と。
執事、分かりました、もうここで結構ですと。ただ、いつのまにか涙がぽたぽたと。
先生はたしなめも、なぐさめもせず、黙っていつもちょびに下さるクッキーの箱を
取りに行かれました。そしていつもの様にクッキーを小さく砕き、ちょびに与え始めました。
ちょびは横向きに寝ながらも、夢中でぱくぱくっクッキーを平らげるあせあせ(飛び散る汗)
その様子を見ながら、
“『やる気』だねぇ、ちょびさん!ねぇ、執事さん、夕方にも話したけど
ちょびさんのこの『やる気』を信じるしかないよね”と。
その後、しばらくクッキーを平らげるちょびを前に無言な2人。
突然先生思いついた様に、『ちょびさん、ちょっと血貰える?』。
助手さんも看護士さんいない深夜、執事が保定して後足をぎゅぅっと握り血管確保、で採血。
無言のまま検査を始めました。検査結果に『いいじゃないっ!!』とやる気な先生。
なんですか?!執事、ウルウルなんですが。。。
『利尿剤かけましょう!!』って夕方治療したばっかりですが??
予想以上のスピードで脱水が回復している事、むしろ水分が多すぎる事、
補液なしの利尿剤のみで強制的にキツイ脱水状態にさせる事、
腎臓・肝臓にダメージは出るかもしれないけれど、これは後から治療は可能な事、
水分量を減らせば心臓の負担は減る事を矢継ぎ早に説明してくださいました。
もうなんでもいいです、執事。先生にお任せします。
ステロイドと利尿剤の注射をして頂き、呼吸が止まった時には背中の脇を
叩いて刺激するように、また脈拍が落ちたら立たせて歩かせて刺激して脈拍を上げるよう
なんだか矛盾だらけに思える恐ろしい指示を頂戴して、
ぐったりな(でもクッキー貰って満足な)ちょびをマットに包み
執事は帰宅しました。時刻は4時。ちょびの隣に横になり、
左手はちょびの胸に当て呼吸の確認を、右手は太もも内側に当て脈拍の
確認をしたいのですが、体がねじくれて上手く脈が取れない!!
同時進行を諦めて、片手は耳を撫でていたら、『はい?!』
耳に血管あるんです!で充分脈拍取れるんです!!
大発見です、執事。お手柄です!!お陰で同時確認可能です。
6時までの間に3回呼吸が止まりましたが、叩いたら復活。
この2時間、本当に長かった。
このまま止まるかもな呼吸と脈を自分の両手で確認し続ける作業。
ホントにホントに恐怖です。
最初は『大丈夫、大丈夫』と優しく声をかけてましたが、
徐々に『しっかりしなさいっ!』『がんばりなさいっ!!』の怒声まじりにたらーっ(汗)
もう耐えられなくなって6時にカーテンを開け、無理やりちょびを立たせてしまいました。
『とにかく朝だ!夜は越した。9時の診察までなんとかすれば、なんとかなる!』と
訳わかんないことを念仏のように唱えてました。
軽く?!パニックでおもわず執事母に連絡。
執事母、吹っ飛んで参りましたあせあせ(飛び散る汗)
通常通りの朝御飯をやると、控えめながらもくれっくれっ!運動もし、しっかり完食。
お薬ボールも完食。こぼれたご飯もしっかり拾って完食。
いつものままの、いつものちょび。。。
執事、この時思いました。『あぁ、これでいい』って。
もし今呼吸が止まったとしても、ちょびがちょびのまま逝くのなら
それでいいって。執事、笑ってそう思いました。
執事母もちょびの、いつものちょびっぷりに半分呆れながらも
『呼吸止まってもこの元気ならそれでいいね』と。
2人で『すごいねぇ、ちょび。さすがだね!』と撫でまくり。
だからもう腹くくって朝イチの病院へ。
心臓は落ちついた事。呼吸が止まったということは逆にちょびは
熟睡できていて休息できたという事。とりあえずここから水分を
充分補給して脱水を回復させる為の細かい指示を戴き、
ナチュラルハイなテンショングッド(上向き矢印)で帰って参りました。

今頃になって、段々安堵が広がり、と同時にバクバクして来ています。
既に30時間以上寝てないのですが眼がさえてしまって寝られない。
いつものビビリ。

でも、一度は覚悟を決められた事、決して無駄にはならないと思っています。
この事はもうこの先揺るがないと思います。勿論、心は揺れると思います。
でもきっとここに戻ってくる。結論は1つ。

『やる気』

これだけを、これだけは、最後まで信じて、信じぬいて。
それが裏切られる時は、来るべくして来た時間なのだと。

心臓に産毛の1本でも増やして。
でも寝坊はしないようにあせあせ(飛び散る汗)

脱水.jpg
脳圧が変化したようで、半眼開けてしか寝られなくなっているちょび
これでも熟睡中。ドライアイ防止の眼軟膏を必死で付けてる執事。


今回の発作は『徐脈・頻脈発作』で心臓自体は薬でコントロールされて
いる(波形は安定していた)のに、脳からの心臓の動きをコントロールする機能が
働かなくなった状態。脳の機能は熱中症の時に、ダメージを
受けているのは確実ですし、ここで影響が出たのかもしれません。
ただ老化でも脳の機能は確実に低下するそうですし、気圧による脳圧の
変化で血流に影響が出て、血管が詰まったり、流れが悪くなるという事も
大いにあるとのお話でした。現在、脳圧の変化によるものらしい、
眼圧の上昇(目玉が飛び出してくる)が見られます。
ただ、ちょびは元々非常に眼圧が低い状態で目玉が引っ込んでいたので、
見た目は普通ですが。脳は根本治療の方法がなく、対症療法しかないことから、
これからの治療の難しさを思います。。。
今回は予想以上にちょびの脱水の状態の回復が早かった
(それだけ体力があると判断した)、これまで腎臓・肝臓は全く問題がない
健康状態であることから、再度の強制脱水に踏み切りましたが、
この処置は通常ですと(特に心臓の悪い高齢犬には)なかなか選択は
出来ない常識外の方法のようでした。
脱水による心臓自体の発作を起こす、腎臓・肝臓に致命的なダメージを
与える可能性があるからです。
熱射病で記した通り、やってはならない脱水に急激に強制的に
させるのですから当然ですね。
先生も直ぐには考え付かない手段だったからこそ、一度は治療を諦めて
治療以外でできる最善のこと→いつも通りにクッキーを与えるをなさったのだと思います。
そこで諦めず、執事以上にちょびのやる気を信じて下さった先生に心から感謝を。
執事、あの場のあの空気の中でクッキーを持っていらした先生を本当に凄いと思います。
自分の生活を犠牲になさってまで、命を日々救い続け、
それでも救えない命もたくさん見続けていらした先生のお気持ちが
心底ありがたかったです。

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ニックネーム 執事 at 08:00| Comment(8) | TrackBack(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする